音楽を聴かせると、植物がよく育つとか、日本酒が美味しくなると言う話があります。

日本酒と同じ「お米」から作るパン豆にも、クラシックやジャズを聴かせることで美味しさが増すのでは？との発想から、製品に音楽を聴かせているのだそうです。

パン豆に音楽を届けるスピーカーは、JBL L65A。

スピーカーブランドJBL（アメリカ）が1970年代後半に発表した3-Wayスピーカーシステムです。

ひなのやの代表玉井氏にうかがったところ、もともとオーディオ愛好家の方が大事にされていたスピーカーだそうで、ご縁があって譲り受けることになり、現在では「ひなのや」のパン豆製造所で連日音楽を奏でているのだとか。

地元で採れたお米に、厳選した材料を丁寧にあわせて、JBLが鳴らす音楽を聴かせる……。

ひなのやのパン豆には“こだわり”と“愛情”がいっぱい詰め込まれていました。

なるほど、美味しいわけです。

ちなみに、ひなのやさんの「JBL L65A」に搭載されているスーパーツイーター「007」は、JBLの業務用スーパーツイーター「2405」の民生モデルだと言われています。

そして「2405」は、1970年代前半から当社のPA事業部が運用したスピーカーシステム（JBLオリジナルマルチウェイシステム）を構成するユニットの１つでもありました。

今日、日本におけるJBL PROFESSIONALの総輸入代理業務を行うヒビノですが、歴史をたどると、当社は1971（昭和46）年に山水電気株式会社が輸入するJBLの業務用スピーカーシステム（現 JBL PROFESSIONAL）の国内販売を開始しています。

日本全国の音響設備会社などへ販売する一方、自社のPA事業部でもJBLのスピーカーシステムを導入し、コンサート現場で運用しました。

▼ 海外アーティストの来日公演で運用したヒビノのJBLオリジナル5-Wayスピーカーシステム（上：1975年、下：1976年）

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