新商品「ChromaLED 3D」発表会を開催しました

[投稿者:Sign]

あっ!と言う間に、もう12月になってしまいました。

11月は、今回の「3D対応型LEDディスプレイ・システム 新商品発表会」と「2011年3月期第2四半期決算説明会」の準備で大忙しの月となってしまいました。

ブログが始まって、せっかくの機会ですので先月11月22日に東京ファッションタウンビル(HALL300)で開催した新商品発表会の模様をお伝え出来ればと思っています。

今回の新商品発表会は、ヒビノとJVC・ケンウッド・ホールディングス株式会社との戦略的提携の第一弾ということで2社合同での発表会となりました。

新商品発表会で発表されたのは、こちら↓

『ChromaLED 3D』の名前で発表した新商品は、写真を見る限り、これまでのChromaLEDシリーズのディスプレイと何ら変わりが無いようにも見えますが、2D表示はもちろんのこと、3D表示も可能な商品となっています。


新商品のChromaLED 3Dは、右目・左目用の画像をラインごとに配置(ラインバイライン方式)するのではなく、ヒビノ独自製法のドットバイドット方式を採用することで高精細な3D映像を実現出来るようになっています。また、日本ビクター株式会社の2D-3Dコンバーター機能を搭載した3Dプロセッサとの組み合わせで、高精細な2D映像からリアルタイムに3D映像に変換することも可能!


画面サイズは約280インチ・・・っと言っても、どれくらいの大きさなのかイマイチ分かりにくいと思いますが、大体これくらい↓

ヒビノの現場では、いつもお世話になっているトラック(2t車)と同じくらいの大きさだといえば想像が出来るかと思います。

そんな巨大なディスプレイをどうやって持ってきたのかというと、「分割して、トラックに積んで持って来た」。ChromaLEDシリーズは、38インチ相当の画面を連結して大画面にしているため、スペースさえあれば、どこにでも大画面を作ることが出来る仕様になっていて、この日は6段×8列の合計48個を使用しました。

(2t近くあるディスプレイを支えるトラスもかなりの大きさに)


発表会前日の18:00から始まった搬入・設置・調整作業は、当初の予定より早くトラスと画面が組み上がり、


無事プレゼン資料も表示されました。


LED画面の設営と同時進行で音響チームの設営も開始。今回はデモ映像が3Dということで、音響は5.1chでのシステム設計をお願いしました。そのため、280インチの3D-LEDの前にもJBL PROFESSIONALのスピーカーが置かれ、主役のLEDと同じくらいの存在感が・・・。

映像・音響の両チームが調整を行っている、一方では会場内の机とイスの設置を開始。メインの3D-LEDのピッチサイズ(LED同士の間隔)が6ミリなので、最前列の机を画面から6メートル離して設置。


なぜ6メートルも離す必要があるのか?LEDディスプレイの場合、そのピッチサイズによって、“最適視認距離”というものがあり、それよりも近すぎると、LEDの球自身が見えてしまうからなんです。最適視認距離については、ヒビノのホームページやChromaLEDのカタログにも書いてありますが、目安としては「ピッチサイズ×1メートル」。

机の配置をする際に、視認距離とは別にもう1つ重要な数値として“視野角”というものもあるんです。テレビを斜めから見ると、若干暗く見えるのも視野角が影響しているからでChromaLED 3Dの場合、水平/垂直視野角は100°になります。そのため、この視野角の範囲の中にすべての座席が配置されるように考える必要があります。


特に今回は、マスコミ(新聞社・専門媒体等)向けに開催される新商品発表会で、しかもTV局の取材も入る予定でしたので、見た目の印象が最重要項目になります。せっかく綺麗な映像を見せても、座った位置が悪ければ新商品「ChromaLED 3D」のイメージも悪くなってしまいますから、机を並べるのにも気が抜けません。

日付が変わる頃には机と椅子を並べ終え、しばしの休憩。


翌朝、JVC・ケンウッド・ホールディングス株式会社の展示ブースが設置され、準備万端!あとは本番開始を待つのみ。

来場者は新聞・雑誌・TV局など約40名。

開場前から、展示品やChromaLED 3D、オペレーションブースまでいろいろな所で撮影が行われてました。

会場内の照明が落とされてオープニング映像の上映と共に、本番開始!

オープニング映像は、“ヒビノらしい映像を”と言うことで、3Dカメラで収録された某アーティストのライブ映像を使用、しかも収録されているのは音響と大型映像の両方をヒビノがサポートしているというライブ。

野牧副社長の挨拶から始まり、日本ビクター株式会社 落合取締役によるヒビノとの連携強化についてのプレゼンテーションに続いて、徳島R&D所長の岡野さんから技術説明、ヒビノクロマテックDiv. 二本木取締役より営業戦略についての説明をさせていただきました。

今回、業界最小ピッチを誇るChromaLED 3Dの4ミリピッチモデルも初披露。画面サイズは76インチ相当と小振りではありますが、高精細な映像をお見せすることが出来ました。


一通り、登壇者のプレゼンテーション終了後、再度3D映像によるデモの上映があったんですが、CGアニメーションの亀や熱帯魚が目の前まで接近してきたり、ライブ映像では紙吹雪が飛んできたりと、思わず手を伸ばしてしまうような映像でした。


実は昆虫の3Dコンテンツもあったんですが個人的に出さなくて正解だったと思います。飛び出し感が凄すぎて、虫嫌いの人がいたら、“ぎゃー”な感じなものですから・・・。


その後の質疑応答では、会場内を3Dカメラで撮影し280インチの画面に出すといった演出も行いました。

肝心の3D映像を写真でお見せできないのが非常に残念!今後、どこかのイベント会場でChromaLED 3Dが使用されることがあれば、ぜひ御覧になっていただきたいと思います。