ケネディハウス銀座に音楽と笑顔もどる。営業再開に観客が涙。ライブ配信サービス新発売 【コロナに勝つ日・それぞれの挑戦①】

新型コロナウイルスの影響によって、人が集まり感動と興奮を共有する「ライブ」というエンターテインメント体験は、一時的に世界から姿を消しました。それでもリアルの価値が揺らぐことは、ありません。


軒並み中止となったライブイベント。政府の要請によって施設は休業を余儀なくされました。7月1日よりライブハウス、音楽ホール、アミューズメントパークなどで段階的な営業の再開が始まっています。


しかし「元通り」を目指すだけでは、この極致を乗りこえ、勝利することは難しい。誰もが思っているはずです。音響、映像、音楽、ライブの分野で事業を展開してきたヒビノグループは、エンターテインメント復活の一旦を担う決意で新たな価値の創造・提案に向け、さまざまな取り組みを進めています。


今回は、東京・銀座の地から「音楽」で笑顔と元気を届ける当社グループのライブハウス「ケネディハウス銀座」の試みを、ヒビノ広報のhiroが紹介します。




音楽で笑顔と元気を届け続ける老舗ライブハウス

ケネディハウス銀座、営業を再開!

7月1日(水)、ケネディハウス銀座に「音楽」と「笑顔」が戻りました。新型コロナウイルスの感染拡大抑止のため3月2日(月)から臨時休業を続けてきましたが、営業自粛要請の解除を受け、段階的に営業を再開させています。


再開を心待ちにしていたお客様たちからは、自粛や新しい生活様式には慣れてきたものの、やっぱり音楽を『生』で聴きたかった!感じたかった!という声が多くありました。


久しぶりの『ライブ』とケネディハウス銀座の『無事の再開』に、涙を流して喜んでくださる方もいたほどです。


「ウィズコロナ、アフターコロナ時代の音楽やエンタメの在り方は、引き続き模索していかなければいけませんが『音楽=人の表現&エネルギー』という意味でも、ライブの需要は永遠かつ生活に必須なものだと確信しました。改めて音楽の素晴らしさを感じています」と同店オーナーの加瀬さんはいいます。


お客様が生きる活力とまで言ってくださるライブエンターテイメントの安全と安心を守るため、ケネディハウス銀座では座席数の5割削減や、衛生面の対策をはじめ店舗オペレーションの徹底的な見直しを実施し、感染拡大抑止に取り組んできました。変化する状況を見ながら、対策の強化を続けていきます。




新サービス「ライブ配信販売」の提供をスタート

正直、ライブハウスにとってウィズコロナの道のりは、険しいものです。だからこそ、新しいことに挑戦します。ケネディハウス銀座は営業再開と同時に「新しいライブの楽しみ方」を提案しました。ライブ配信販売サービスです。


7月7日に開催したザ・ワイルドワンズ公演では、アーティストにとっても、お店にとっても初となる「生配信ライブ」を同時開催しました。


1983年以来、ケネディハウス銀座で毎月1回のライブを開催してきたザ・ワイルドワンズですが、今回のコロナ禍でライブができず、4カ月ぶりの開催です。


初の生配信は、まだお店に行けない方や、今まで銀座へ足を運ぶことができなかった遠方のファンまで、大勢の皆様に「久しぶりのライブ」を楽しんでいただけたようです。


実際に配信チケットを購入された方からは

『この状況でも、ケネディのライブが観られるのは嬉しい!』

『家でご飯とお酒を万全に準備して配信を観るのは新しい感覚で楽しかった』

『音も映像も大満足!これからの新しい技術にも期待している』

など好評の声が届きました。


北海道から沖縄まで、津々浦々。果ては海外からもご覧いただいています。


「まだ始めたばかりですが、配信サービスの可能性にはワクワクしている」と加瀬さん。今後、5Gが普及すれば4K・8Kといった高画質や高音質はもちろん、VR、ARなどビジュアルの選択肢は広がっていきます。ライブ配信を、実際にご来店いただく生の感覚にどれだけ近づけられるかなど、様々な可能性を試し、今まで体験したことのないような配信サービスを構築していきたいと考えを語ってくれました。


ライブ配信システムが加わることで興行の可能性はぐっと広がります。ケネディハウス銀座は、コロナ危機を進化の好機に変えるような発想とイノベーションで新しいライブ体験をつくり、これからも「音楽」と「笑顔」を届けていくはずです。


ぜひこの機会に同店が提案する「新しいライブの楽しみ方の一つ」を体験してみてください。





力強い『応援』に支えられたウィズコロナ、アフターコロナ時代に向かう挑戦

実は、ケネディハウス銀座で「配信」の話がスタートしたのは、臨時休業や対コロナとしてではなく『技術を活用してもっとおもしろいことが出来ないだろうか?』という発想からでした。休業を余儀なくされ、配信サービスの早期の販売開始を目指したのもまた事実。


「アーティストにとって演奏しやすいステージであり、配信システムのクオリティも高く、いわゆる分配システムもしっかりしている。これからは『ケネディハウスでライブをやりたい』に加えて『配信をするならケネディハウスだ』と選ばれるくらいでなければいけない」と加瀬さんは、ライブハウス運営に対する思いを話しています。


4カ月の休業という開業以来の危機を乗り越え、ケネディハウス銀座が再び皆様に音楽をお届けできるのは、お店と音楽を愛してくださっているお客様やアーティストのおかげにほかなりません。さらに、同店が呼びかけたクラウドファンディングにご支援くださった皆様には、本当に大きな力を与えていただきました。


▼クラウドファンディングサービスMOTION GALLERYが実施した『新型コロナウイルスに起因するイベント中止・延期・代替開催及び、損害を受けた興行場・飲食店・宿泊施設等の支援プログラム』を利用し、ケネディハウス銀座は皆様に支援を呼びかけました。力強い応援をいただき、心より感謝申し上げます。



アフターコロナ時代を見据え、ウィズコロナの挑戦は続きます。

音楽で笑顔と元気を届ける「ケネディハウス銀座」にどうぞご注目ください。




ケネディハウス銀座 KENNEDY HOUSE GINZA