横浜・八景島シーパラダイスのピラミッド型の大屋根で光と映像、音楽がシンクロするショーを展開

こんにちは。経営企画の櫻井です。

冬の夜を彩るイルミネーションやライトアップが全国各地で始まっていますね。

今年はどこのイルミネーションを見に行こうかと悩まれている方、多いのではないでしょうか。

そこで今日は、ヒビノがテクニカルサポートを行っている横浜・八景島シーパラダイスの「光のピラミッド」をご紹介します。


横浜・八景島シーパラダイスがこの冬に展開する、光と映像を駆使した夜の水族館イベント「楽園のナイトアクアリウム」。

その最大の見所がこちら。


幅55m、高さ18mの「光のピラミッド」

日が暮れると、シーパラダイスの象徴であるアクアミュージアムの巨大な屋根をライトアップ。高さ52mの「光のピラミッド」が出現します。

中でも、毎日7~9回上映される光と映像ショー「スカイ ライト マジック」では、幅55m、高さ18mの三角屋根を巨大なスクリーンに見立て、音楽に合わせて映像を投影するプロジェクションマッピングが繰り広げられます。

映像コンテンツは「GIFT」をキーメッセージに、長い年月をかけ、小さな生きものたちが共生し、進化を果たし、多様化してきた海の生命の物語。

12月25日までの期間は、第1弾となるクリスマスバージョンです。


色彩にこだわり信頼度が高いシンプルなシステムプラン

ここで、システムプランをご紹介します。

▲シーパラダイスの象徴的施設であるアクアミュージアム


巨大なスクリーンとなる三角屋根の大きさは約500㎡と大きく、しかもプロジェクターから映写面まで170mほどの距離があることから、光量のロスが最小限になるようセンター振分けのL/R投射としました。

プロジェクターは、いくつかのメーカーの機器でテストし、最終的にキセノンランプを光源とするNEC「HL16000」を選択。

▲NEC「HL16000」6台。窓ガラスを外して光の通り道を確保


その最大の理由は、キセノンランプの持つ演色性の良さです。

色温度が自然昼光に近く“色”を忠実に表現できる特長があるキセノンランプは、映画館にある映写機のほぼすべてに使用されている光源なのだとか。

通常プロジェクションマッピングは、既存の建物に映写するため色の表現が難しいですが、アクアミュージアムの三角屋根はスクリーンライクな白いキャンバスでしたので、比較的容易に再現することができました。

寒い中鑑賞することを考慮して、暖色系を強調した色づくりに仕上げています。

L/R3台ずつ、計6台使用して輝度不足を補い、大画面時における十分な明るさと美しい色彩を両立することができました。

一方、プロジェクターは映写面の正面に設置するのが理想ですが、今回は既設の部屋(ベイマーケット B棟)からの映写となり、ベストポジションよりかなりL側にずれた場所からの斜め投射となりました。

▲ベイマーケット B棟2階の部屋の中から投射


そのためL面よりR面の歪みが大きく、補正量のバランスを考慮しながらL/R各3台のプロジェクターのコンバーゼンス調整(映像がぴったり合うように位置を調整すること)を行いました。

R面への投射角度が浅くなるため、L面より大きく投射する必要があり、光量的なバランス調整もシビアに行っています。


また「光のピラミッド」は、定時に上映される「スカイ ライト マジック」のショーも含め、オペレーターが常駐しないオートオペレーションでの長期運用となります。

「信頼度の高いシンプルなシステム」であること第一に、送出系は、万博やテーマパークなどで長期運用の実績がある「WATCHOUT」を採用しました。

▲一番左が「WATCHOUT」。無人での長期運用のためシステムはシンプルに


映写面と観覧場所との距離がかなりあるため、マスターコンテンツはHDサイズで制作。

プロジェクターをしっかり調整することで、L/R、1系統ずつの出力で済み、6台のプロジェクターを使いながら1台の「WATCHOUT」というシンプルシステムを実現しました。



オススメの観覧場所はボードウォーク

ベイマーケット B棟の前にあるボードウォークから、「光のピラミッド」を正面に観ることができます。

海面に揺れる光とプロジェクションマッピングの組み合わせは、幻想的でとてもロマンティックでした!

周囲にはレストランやファストフードもあって、散歩するにものんびりするにも良い所です。


また、近くからでも、プレジャーランドのアトラクションなどからご鑑賞いただいても、大パノラマで展開されるライブ感あふれる光と映像ショーは圧巻ですよ!

夜の水族館「楽園のナイトアクアリウム」は、ほかにも見所がいっぱいです。

イワシの大群(なんと7万尾)が一斉に動く大水槽は、夜は照明を変えて奥行きを感じるように演出。

イルカショーは「生きものと人間の絆」をテーマに、昼とは異なる演技を観ることができます。

一部の展示空間では、夜限定でオリジナルのカクテルを提供していて、イルカや熱帯魚を観ながらお酒が飲めます。


「楽園のナイトアクアリウム」は、2016年11月19日から2017年2月28日まで開催されています。


夕方からのお得なチケットもあるみたいなので、機会がありましたら、ぜひ足を運んでみてくださいね!



●楽園のナイトアクアリウム開催期間

2016年11月19日~2017年2月28日


●光のピラミッド「スカイ ライト マジック」上映時間

平日

①17:00~

②18:00~

③18:30~

④19:30~

⑤20:00~

⑥20:30~

⑦21:00~

土休日

①17:00~

②18:00~

③18:30~

④19:00~

⑤20:00~

⑥20:30~

⑦21:00~

⑧21:30~

⑨22:00~

(各約10分間)