夏フェスから生まれるエネルギー

こんにちは、経営企画部のアミーゴです。

最近は少し涼しくなってきました。

外ではまだセミも元気に鳴いていますが、トンボも飛んでいたりして、そろそろ秋も近づいてきたと感じる今日この頃です。

毎週のように各地で開催される夏フェスのシーズンも、ついに8月のピークを終え、後半戦に突入!という時期になってきました。


TVのエンタメニュースでも、日本各地の会場で熱い夏フェスのステージが繰り広げられたのが伝わってきました。

今年は、震災の復興支援を目指して、フェスの収益を義援金にあてたり、被災地とフェス会場を中継・映像配信するなどの取組みも数多く行われています。


また、海外の夏フェス事情についても少し調べてみました。

今年6月にイギリスで開催された、大規模野外フェスGlastonbury Festival (グラストンベリー・フェスティバル)では、なんと爆音の圧力を電力に変換して携帯電話の充電ができるTシャツ(!)が、テスト運用されたそうです。画期的ですね!


考えてみれば、音の正体は振動。

振動発電といった言葉もあるように、振動はエネルギーの源になります。

大音量の演奏、たくさんの観客から生まれる歓声・どよめき・拍手、特効演出や花火の音…これらの溢れるような夏フェスの音たちは全て、それ自体がエネルギーに変わる可能性を持っているといえるのです。


また、森や山などの大自然の中には、都会にはない、人間の可聴領域(約20ヘルツ~20キロヘルツ)を越えた範囲の音が多く存在しているそうです。

夏フェスに行くと感じられる独特の開放的な空気や気持ちよさは、こうした意識することのない「音」にも、実は関係しているのかもしれません。


それに加えて、夏フェスのあの暑さ。

晴天の夏フェス会場では、何度となく「あつ~い」とか「フ~」とかつぶやいてしまいませんか?言うまでもなく、熱もエネルギーの源。

真昼の太陽の下で、次はどんなアーティストの出番かなと興奮しながら待つ瞬間にも、自分の体の中では、鼓動(音エネルギー)も体温(熱エネルギー)もちょっぴり上がっているような気がします。


こんな風に、夏フェスの空間では、ステージから、客席から、そして周囲の大自然から、きっとものすごい量の音やエネルギーが生まれています。


だからこそ、そうした外的影響を受けながらも、アーティストの方々にはしっかりとモニターの音を届け、来場者の皆さんには、どのような音が一番気持ちよく楽しんでもらえるのかを

考えて音を出すというPAの仕事が、本当に重要になってくるわけなんですね!!

そしてきっと、夏フェスのエネルギーが生まれるのは物理的な面だけではありません。

例えば、会場の人々みんなで一緒に音楽を楽しもうとする気持ち、ゴミを拾ったり自然保護に取り組む気持ち、具合が悪くなった人を助けようとする気持ち、フェスで元気を貰ったから明日からはもっと頑張るぞ!という気合いなど、やっぱり一人一人が何かポジティブな感情を得て帰ることができるのも、夏フェスライブの大きな魅力ではないでしょうか。


そんな素敵な、エネルギー溢れる夏フェス現場の数々に、今年もヒビノが関わっていられることに感謝します。

そして、今後もさまざまな新しいチャンレンジを続ける夏フェスの動向にもますます注目していきたいと思います!