こんにちは。最近、とあるテレビCMで流れるライブ映像に、ヒビノのモニタースピーカーが映っているのを見つけ、見ると嬉しくなるアミーゴです。
今回は、知る人ぞ知るヒビノロゴの由来についてお話したいと思います。
企業やブランドのロゴデザインには、調べてみると、お~っ!と思うような仕掛けやストーリーが隠されているものが、実は結構あります。
例えば、Amazon。つづりの下に、顧客満足の意味を込めたスマイルの口のような黄色の矢印がありますが、これがaを起点、zを終点にしていることで、AmazonにはAからZまで全てを取り揃えている、という裏のメッセージを表現しているそうです。
きっと、ヒビノのロゴタイプにも何かの思いが込められているはず!と思い、調べることにしました。
ヒビノグループでは現在、ホームページ、カタログ、名刺、ノベルティ・グッズ、機材、運搬トラック・バス、社屋など、さまざまな物にグループ統一のロゴを使用しています。
プレゼントキャンペーンでご好評頂いております「うちわ」や、冒頭でお話したスピーカーに付いていたのも、この「HIBINO」というロゴタイプです。
このロゴタイプは、1988年6月に、「ヒビノ電気音響株式会社」から「ヒビノ株式会社」へと社名変更し、当社が「音と映像によるプレゼンテーション技術を提供するプロ集団」という自己規定を行った際に、その企業理念をビジュアル化したものです。
当時は、企業のCI(コーポレート・アイデンティティ)活動が盛んで、各企業が社名・ロゴ・キャッチコピーなどを工夫し、企業の個性をアピールする取組みを積極的に行っていました。
そうした流れの中、当社も社名変更や本社移転という節目のタイミングを迎え、新たにCI活動をスタートさせました。
ちょうどその頃、少しずつ業績を拡大させ、社員数も増えてきたヒビノの社内では、各事業部門のばらばら感が目立ってきていました。
それぞれの部門が独自でデザインしたロゴを使っており、その数は全部で数十種類にのぼったそうです。
そこで、各部門からスタッフを集め、議論を重ねました。
中には、「ロゴが統一されて、何の意味があるんですか」「自由な気風に対する締めつけだ。別にばらばらでもいいじゃないか」といった厳しい質問もあったそうですが、気持ちを新たに、そして全社員の気持ちを一つに頑張っていこうという意識改革と体質改善を企業戦略に位置づけ、このロゴタイプの使用を決めました。
ただ単にブームに乗って、見た目をイメチェンしたわけではなく、はっきりとした目的があったのです。
(ロゴデザインを一新した当時の新聞記事より)
このヒビノロゴの特徴は、ずばり2文字目の「I」です。
実は、感嘆符(いわゆるビックリマーク)になっているのがわかるかと思います。
これには、「人々に感動やインパクトを与えるような仕事をしたい」という創業者(日比野会長)の願いが込められています。
ヒビノグループでは現在、音と映像を中心に、販売からサービスまでさまざまな形態で事業活動を行っています。
そのため、皆様がHIBINOと聞いて思い浮かべるイメージも、きっと人によってさまざまなのだと思います。
ですが、どのような形でヒビノに関わる人に対しても、それぞれの「!」を感じて頂けるように、私達は一人一人がさらに力を磨き、その力を合わせて頑張っていかなくちゃ!!と、なんだかメラメラと熱い気持ちになりました。
個人的には、私はこのヒビノロゴのすっきりした雰囲気が好きです。
澄んだ青の色と、アンダーラインの赤も鮮やかな色味ですが、フォントの種類や太さは主張しすぎず、まとまり感があります。
こだわっているけれど、全体的には潔くシンプル!
というのが、どことなくヒビノらしいと思ったりしています。
このロゴを通じて、今後も皆様にヒビノグループへの親しみを深めていただければ幸いです。
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