映画パラキスと神コレに感激!

こんにちは!広報のhiroです。

先日、新宿ピカデリーで映画を見てきました。

今月公開された「パラダイス・キス」です。


私が、この映画の原作である漫画「Paradise Kiss」(矢沢あいさん作)を知ったのは、ヒビノに入社する前のこと。

レコスタで、まだアシスタントエンジニアをしていた頃でした。

当時、仲良くしていただいていたレコード会社のデスクの方から、「hiroさん、漫画読む人?パラキスって知ってる?とにかくお薦めだから!読んで!うちのスタッフ全員ではまったから!」と、半ば強引に渡されたことがキッカケです。案の定、私もスッカリはまった口でした。


映画「パラダイス・キス」で一番印象に残ったシーンは、何と言ってもファッションショー!

北川景子さん演じる主人公の“早坂 紫”が、ランウェイを歩く場面です。


トップモデルとなった紫が、光輝くステージでスポットライトを浴び、歓声に包まれながら、ランウェイを歩く映像を見ていたら、たまらなくワクワクする感情があふれてきました。

ブログを書いている今も、まだ余韻がきえません。


この映画の撮影に、実際のファッションショー「KOBE COLLECTION 2010 AUTMN/WINTER」の本番のステージが使われた・・・というのは有名なお話ですよね。

日本最大級のファッションフェスタ「神戸コレクション」に訪れた約1万人の目の前に、突然『シークレットゲスト』という形で「パラダイス・キス」の世界が出現し、“リハーサル無し”の“本番一発撮り”で、撮影が実行されたそうです。

ステージ中央のLEDディスプレイに「Paradise Kiss」の文字が浮かび上がった瞬間、会場は驚きに包まれ、一瞬にしてボルテージは上昇、抑えきれないほどの興奮と激しい熱気であふれたことでしょう。


ストーリーの盛り上がりに、この生きた興奮が重なって、映画館のスクリーンから伝わってきました。

“本物のファッションショー”の“本番”。つまり“ライブ”であったからこその迫力と臨場感ですね。


さて、申し遅れましたが・・・実は!実は!!実は!!!

この神戸コレクションの「映像」と「音響」は、当社のヒビノビジュアル Div. 大阪ブランチがサポートしています!!!

もちろん、映画撮影が行われたシーンも、ヒビノが映像と音響のオペレートを行いました。

エンターテインメントに欠かすことのできない、ステージ演出の二大要素『映像』と『音響』の両方を、一社でサポートできる体制は業界でも珍しく、ヒビノならでは。 ヒビノの総合力を発揮した案件の1つです!

スタッフの背中の、何と格好良いことか。


映画の中に、デザイナー、パタンナー、モデルなど様々な夢を持つ若者が登場することもあり、私自身が音響の世界に憧れ、エンジニアを目指していた学生の頃を少し思い出しました。

もしも、10代の頃の私が、“音響”の夢と出会う前に、この映画を見ていたら・・・

それでもきっと、『私も、あのステージに立ちたい!』ではなく、『私も、あのステージを作る人になりたい!』という、変わらぬ夢を見つけたのだと思います。


私が、バックステージから作品やステージを支える技術スタッフに憧れ、その世界に強くひかれた理由は何だったのでしょう・・・?

ステージに限ったことではありませんが、表舞台に立つ主役であるアーティストも、舞台裏などでサポートするスタッフも、全員が「プロ」です。

決して妥協を許さないアーティストが、『この人になら任せられる。この人に頼みたい。』と、認めた技術スタッフ・・・。


技術屋は、いわば「プロフェッショナル」のための「プロフェッショナル」です。


私が感じていた裏方の格好良さは、きっとこの辺りにあるのだと思います。

LIVEはもちろん、収録だって、同じ瞬間は二度とやってきません。

技術スタッフは、企画・制作者やアーティストの思いを理解し、そのビジョンを共有します。

そして、チーム全員が同じ熱い気持ちをもって、各々の専門分野で全力を尽くします。

一つのものを作り上げるため、その一瞬のために、様々なエンジニアが個々の持ち場で最大限の力を発揮する、まさにヒビノのようなお仕事に憧れていたんですよね。


感動の余韻で、つい、私の話まで書いてしまいましたが、ヒビノが「音と映像」という2つの領域をトータルサポートしている「神戸コレクション」のヒビノスタッフの話や、お仕事のエピソードなども、またこのブログでお届けします!

ぜひお楽しみに。

つづく☆


KOBE COLLECTION

ヒビノビジュアル Div.(コンサート・イベント映像システムの企画立案、機材レンタル・オペレート)