Shure製のスピーカー

最近、Shure(シュア)と手話の聞き間違いが多いSignです。


ヒビノグループが取り扱っているブランド「Shure」というとマイクやイヤホンのイメージが強いかと思います。もしかしたら、Shureのレコード針を使っていた人もいるかと思いますが、以前Shureがステージ用スピーカーを作っていたことを知ってますか?


日本で(おそらく)初めての野外ロックフェスティバル「箱根アフロディーテ」が開催されたのは1971年、ゲスト出演はこれが初来日公演となった“PINK FLOYD”。この時、ヒビノでは、Shureの音響機材提供していました。

その頃、コンサートで使用されていたスピーカーが、写真の「Shure Vocal Master Speaker」。これが何本もステージ上や脇に並べられてました。今では、ステージ脇や会場によっては観客の頭上にスピーカーが吊るされていますが、当時は、まだ平置きが当たり前でした。(その後、1973年に国内ではヒビノが初めてスピーカーのフライングシステムの運用を始めました。)


このShureのステージ用スピーカー、社内に何本か置いて(飾って?)あり、いつも見ているスピーカーですが、よくよく考えてみるとヒビノの設立当初に販売していた商品で、40年近く経っている商品なんですね。ある社員に聞いたところ、「ホールや市民会館の改修の時に出てくることはあるけど・・・」と言われましたが、先日思わぬところで発見してしまいました!!!


そこは、1930年代頃のアメリカの酒場をイメージしたLive & Dining Barで、日々いろいろなミュージシャンの生演奏を聞きながら、食事やお酒が楽しめるお店です。

お店に到着後、さっそく機材のチェック!・・・と言っても、どこのブランドの商品か確認するだけですけど。


店内を見回すと、マイクはShureのSM58やSM57。


スピーカーは大きさとブランドが違う物がそれぞれ1セットずつ、その中に“まさかの!?”Vocal Masterのスピーカーを発見、会社以外の場所で初めて見ました!


でも、数十年前のスピーカーだし、お店の雰囲気に合わせて置いてあるだけだと勝手に想像していました。


いよいよ生演奏が始まり聴いていると、どうもShureのスピーカーから音が出ているような気がする。こっそりトイレに行く振りをしてスピーカーのチェック。やっぱり聴き間違い、勘違いでは無く、ShureのVocal Masterをライブに使っていました。(ただ、お店のBGMを掛ける時は別のスピーカーを使ってましたが・・・。)

マスター含め4人のミュージシャンの演奏が終わった後、マスターと少しお話が出来たんですが、「数十年使っているが、特に故障や(経年劣化による)音のひずみが無く良いスピーカー。」とお褒めのお言葉をいただきました。

また、「スピーカーは使ってあげた方が調子が良い」とも言ってました。

とは言え、もう数十年前のスピーカーを今も大事に使っていただけていることが、非常にうれしく思った時間でした。