X Games日本初上陸!アクションスポーツの国際競技会を音と映像のヒビノがサポート!

おはようございます。広報のかっぴーです。


4月22日(金)から3日間かけてアクションスポーツの国際競技会「X Games Chiba 2022 Presented by Yogibo」が千葉・幕張のZOZOマリンスタジアムで行われました。


堀米 雄斗選手等、東京2020オリンピックメダリストのトップレベルの競技に、MAN WITH A MISSIONのライブパフォーマンスと盛りだくさんの内容で、3日間で約4万人の来場者を魅了しました。


ヒビノはライブパフォーマンスを含むZOZOマリンスタジアムの音響サービス(PA)、競技用液晶モニターや会場周辺の大型映像サービスを担当。日本初開催のイベントをサポートしました。

当日の様子と合わせてレポートします!


アクションスポーツとストリートカルチャーのイベント「X Games」日本初上陸

そもそもX Games(エックスゲームズ)とは、アクションスポーツの国際競技会です。1995年にアメリカで始まりこれまでに世界12ヵ国で開催され、今年日本に初上陸しました。

アクションスポーツとは、スケートボードやBMX等のスピードや高さ、難度や華麗さなど「過激な(エクストリーム)」要素をもった離れ技を特徴とするスポーツの総称で、「エクストリームスポーツ」や「Xスポーツ」とも呼ばれます。


当社のアクションスポーツ好きスタッフにX Gamesとはどういうものか聞いたところ、「オリンピックと並ぶ代表的な国際大会。サッカーにおけるワールドカップのようなものかな。」と説明してもらいました。


日本におけるアクションスポーツは、昨年の東京2020オリンピックで一気に話題となった印象があります。

かくゆう私も、ちょうど瀬尻 稜さんの解説が話題となった男子スケートボードストリートの中継を拝見していて、「ビッタビタにはめてきましたね」もリアルタイムで聞いていました。アクションスポーツのそのマインドがとても新鮮に感じられ楽しく見入ってしまいました。


X Gamesでは毎回、開催国の風土や文化を重視した演出を行っており、今回も「折り紙」をイメージした色鮮やかなコースや「歌舞伎」をモチーフにしたメダルと、日本ならではの演出が施されていました。

男子スケートボードストリートで銀メダルを獲得した池田 大暉選手


BMXスラットランドで金メダルを獲得した早川 紀生選手



競技コースごとにスピーカーを設置。観客と選手、それぞれへ向けた音作り

会場全体にはBGMというには本格的で重低音の効いた迫力のある音楽が流れていて、どこかアメリカンな雰囲気を感じました。アクションスポーツの勢いと躍動感を加速させます。


音響を担当したのは大規模コンサートを中心にPAを行うヒビノサウンド Div.。

近年は大型スポーツイベント等幅広い分野の音響サービスにも挑戦し、技術をアップデートしています。


今回はアクションスポーツの魅力を最大限に引き出すため、ZOZOマリンスタジアムの常設スピーカーに加えて当社所有のスピーカーを持ち込み、観客向けに10ヵ所、選手向けに競技コース毎に4ヵ所設置しました。

競技種目は以下で、5つのコースがありました。
・スケートボード(ストリート・パーク・バート)
・BMX(ストリート・パーク・フラットランド)
・Moto X(ベストウィップ・フリースタイルデモ)



スピーカーの数や設置場所、それぞれのスピーカーをどのようにつなぐかを計画する「システム設計」を担当したシステムエンジニアに話を聞いてみました。


「X Gamesが日本初開催ということで、音のイメージから仕込み手順、配線など未知数なことがとても多かったです。これまでの現場で培った経験と想像、そして主催の方や社内スタッフからの意見を元に完成させました。


競技ごとに5つのコースに分かれているため、その競技が一番よく見える席に最適な音を届けられるようスピーカーを配置しました。」

スケートボードバートのコース近くに設置した観客用スピーカー



「また選手の気持ちを盛り上げるために競技コース内にもBGMが聞こえるようスピーカーを設置しました。選手は若い方が多いので「体に入りやすい」「ノリやすい」音作りを心がけましたね。」

スケートボードバートのコース。コース両端に選手向けのスピーカーを設置。



「ただコンサートとは異なり、スポーツイベントにおける音は会場を盛り上げる要素の一つです。


スピーカーを吊るした方が良い音場になりますが、アクションスポーツという性質上、上空の視界が遮られ選手が見えなくなる可能性を避けるため、地面に設置するグラウンドスタックの方法でベストを目指しました。


またテレビ中継されるので、テレビカメラとスピーカーの位置確認や、会場の音響と中継用の音のバランス調整のため、テレビ局側とのやり取りも綿密に行う必要がありました。」


X Gamesの海外チームとやり取りが発生した際は、専門的な内容が含まれるため、通訳を介さず直接英語で進めることも多かったようです。


当日のオペレートはZOZOマリンスタジアムのベンチに機材を設置して行いました(▼)。オペレートを行うスタッフは、ほぼ1日中ここから離れず、スタジアム全体の音場を常に責任をもってコントロールします。


コンサート・イベント大型映像サービスを行うヒビノビジュアル Div.は、スポーツイベントを専門とするチームがX Gamesをサポートしました。


スタジアム内では、競技エリア、ジャッジルーム、進行オペレーションルーム等へ液晶モニターを設置。X Gamesの海外チームがオペレートする得点や順位のリアルタイム表示システムの映像情報を映し出し、競技のスムーズな進行をサポートしました。


スタジアム外では大型映像ディスプレイによる中継を実施!

スタジアム周辺では飲食販売やアクションスポーツ体験ができる「フェスティバルエリア」を展開し、多くの人で賑わいました。チケットがなくても利用できるため、話題のイベントがやっているから、という気軽な気持ちでいらした方も多かったのではないでしょうか。

フードエリア。千葉にゆかりのある食べ物が多く出店。


千葉市によるスケートボードの体験教室も開催。親子連れが多く、子どもからの人気の高さを感じました


「フェスティバルエリア」ではヒビノビジュアル Div.のLEDディスプレイ搭載車2台を設置し、スタジアム内で行われている競技を中継しました。チケットを購入してない方にもアクションスポーツの迫力と魅力をアピールします。


こちらはRIGGING MOVER Jr.(リギングムーバージュニア)です(▼)。LEDディスプレイ部分を4月にリニューアルし、以前より鮮明な映像を映し出せるようになりました。

4月よりLEDディスプレイを「G8」から、黒がより締まって見える「G8 Black」に変更。


こちらはRIGGING MOVER MINI(リギングムーバーミニ)です(▼)。こちらも4月にLEDディスプレイ部分をリニューアルし、画素ピッチ(LED素子同士の間)が8mmピッチから5.77mmピッチと細かくなりました。より高精細な映像を映し出せます。

飲食ができるベンチの前に設置したため、お昼を食べながら視聴されている方が多かったです。
チーバくん(千葉県マスコットキャラクター)とかそりーぬ(千葉市・加曽利貝塚PR大使)も応援に駆け付け、RIGGING MOVER Jr.の前で来場者との記念撮影をされていました!


フェスティバルエリアでは中継映像を放映するだけの予定でしたが、途中から当社スタッフの提案によりイベントスケジュールやグッズのインフォメーションも出すことに。


主催の方から映像素材をもらい、インフォメーション映像を作成、データの共有、上映までスムーズな連携プレイでした。

ヒビノビジュアル Div.のスタッフの提案により上映したインフォメーション
インフォメーションを差し込むタイミングを話し合っている様子。観客の注意が比較的集まりやすい、競技終了直後になりました。


ちなみに、ヒビノビジュアル Div.はLEDディスプレイ搭載車を9台所有しており、4月23、24日の週末はX Gamesの他にも多くのイベントが開催されていましたが、不足なくすべての現場を対応いたしました。映像機材の所有量は世界トップレベルです。


競技コース内にライブステージが出現!MAN WITH A MISSIONとライダーのコラボパフォーマンス

X Gamesはアクションスポーツの競技会でありながら、音楽やカルチャーイベントとしての側面も持ち、これまでも著名なアーティストが大会を盛り上げてきました。


そして今回のX Games Chiba 2022 Presented by YogiboではMAN WITH A MISSIONがパフォーマンスを実施し、音響は彼らの普段のコンサートも担当しているヒビノサウンド Div.が行いました。


MAN WITH A MISSIONが出演されることで、結果的にイベント全体の音響サービスを当社で一括して担当することができ、競技とライブの繋ぎをスムーズに進めることができました。

ステージ設置のため競技コース内にスピーカーの配線をしているヒビノサウンド Div.スタッフ


スケートボードとBMXのキッズライダーやMoto Xライダーとコラボレーションしたパフォーマンスで会場を盛り上げました。

ボーカルのトーキョー・タナカさんは、ご自身もスケートボードをされるようで、X Gamesに出演する当日、公式Twitterでスケートボードを操る動画をアップされていました。

スポーツと音楽、どちらも人々に感動を与える最高のエンターテインメントです!



日本勢大活躍!今後にも期待のアクションスポーツ!

私が撮影にうかがった23日(土)に行われた女子スケートボードパークは、四十住 さくら選手、開 心那選手、手塚 まみ選手の日本勢が表彰台を独占!

女子スケートボードパークで優勝した四十住 さくら選手


また24日(土)の行われた男子スケートボードストリートでも、堀米 雄斗選手、池田 大暉選手、白井 空良選手と日本勢が上位を占めました。

男子スケートボードストリートで優勝した堀米 雄斗選手


その他、男子スケートボードバートで銀メダルを獲得した芝田 モト選手、BMXフラットランドで金メダルを獲得した早川 紀生選手、銅メダルを獲得した佐々木 元選手が活躍されました。

男子スケートボードバートで銀メダルを獲得した芝田 モト選手
BMXフラットランドで金メダルを獲得した早川 紀生選手
BMXフラットランドで銅メダルを獲得した佐々木 元選手


ヒビノとしても初のX Games。かっこいいに尽きるアクションスポーツの魅力を音と映像の力で一人でも多くの観客の皆さまへ届けることができていれば幸いです。


音響・大型映像サービスにはスポーツの魅力をよりダイレクトにエンターテインメント性高く届ける力があります。

これからもスポーツイベントの新たな挑戦を、音と映像のプロとしてサポートしていきます。


担当事業部

ヒビノサウンド Div.

https://www.hibino.co.jp/sound/


ヒビノビジュアル Div.

https://www.hibino.co.jp/visual/


音と映像のプレゼンテーター

ヒビノ株式会社

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