今一番熱いスポーツ卓球。ノジマTリーグ2021-2022シーズン開幕!

おはようございます。広報のなつみ改めかっぴーです。


今年の夏に行われた東京2020オリンピック競技大会において、卓球は合計4つのメダルを獲得する盛り上がりをみせたのは記憶に新しいのではないでしょうか。

その勢いのまま、9月9日(木)に卓球のノジマTリーグ2021-2022シーズンが開幕しました!


ヒビノは開幕戦の大型映像サービスを担当し音響や照明、イベントMCさんと協力して会場の演出をサポートしました。


Tリーグ開幕戦の盛り上がりを最大化するために、ステージを支えた裏側をお伝えします。


リハーサルは調整に次ぐ調整

昨年の開幕戦は新型コロナウイルスの影響により無観客で行われましたが、今年は行政の定める基準に従い有観客での開催です。

もちろん会場にお越しになれない方向けに、dTVチャンネルやひかりTV、Amazon Prime Videoなどネットやテレビの中継も充実させ、リアルとリモート、卓球を楽しむスタイルを一人ひとりが選択できる形を目指しました。


会場は格闘技会場として有名な大田区総合体育館。

対戦カードは昨シーズン優勝の琉球アスティーダと初代王者の木下マイスター東京です。木下マイスター東京はオリンピックでも活躍された水谷選手が所属されていて、開幕戦にもベンチ入りということで話題でした。


開場の1時間30分前の15時頃、全体のリハーサルが始まりました。

コーナーごとに音響、照明、中継カメラ、イベントMCのコメント、ステージ周りの動き、そして当社で設置した330インチの大型プロジェクタースクリーンやLEDディスプレイ・システムに映し出す映像の確認を進めます。

印象的だったのは選手の入場シーン。試合前の会場を盛り上げる重要な場面です。

選手の皆さんは会場正面、コートに沿って設置されたステージに上り、ステージ真ん中でスポットライトを浴びて、ステージから降りてコートに入るという流れ。

コートサイドの奥にステージを設置

会場内でも存在感を放つ330インチスクリーンには、選手の皆さんがステージを歩いている間は紹介画像を映し(▼)、真ん中に立ったタイミングで中継カメラが映す選手の顔の映像に切り替える、という流れでした。

BGMを流す音響スタッフさん、選手の名前を読み上げるイベントMCさん、選手を映すカメラスタッフさん、そしてヒビノの映像スタッフ、すべてのタイミングを合わせることで登場シーンを作り上げます。

実際に合わせてみると、BGMとイベントMCさんの名前を読み上げるタイミング、それに合わせて映像を切り替えるタイミングがどうもしっくりこない印象。諸々確認してもう一度トライ。やはり皆さん納得のいかない様子。もう少し盛り上がる流れ、タイミングがあるのでは、という声が上がります。

スイッチャー担当のスタッフ。リハーサル中、選手の代役のスタッフさんに合わせて映像を切り替えるタイミングを確認している様子。


本番も迫っていますが、各セクションの担当者で集まり順番やタイミングを話し合います。

イベントMCさん、音響スタッフさんと演出について話し合う当社映像チームのチーフ森田。写真奥の黒いマスクをしている人です。


話合いの結果、映像を切り替えるタイミングが変更になりました。

各所と話し合った森田さんが、スクリーン映像を切り替えるスイッチャーのスタッフに、「はい、ここで出す!」と変更後のタイミングを伝えています。急な変更にも冷静に対応。

後から森田さんに聞いてみると、「話合いを進めて、最終的には当初と真逆の順番になりました。選手の方がステージを歩いている間は中継カメラの映像、真ん中のところでBGMの盛り上がりとタイミングを合わせて紹介画像へ切り替えることになりました。本番はスムーズにいきましたね。」とのこと。


確かに本番、選手の方にステージ真ん中でスポットライトが当たる瞬間、スクリーンの映像がバシッと切り替わりかっこよかったです。


華やかさと安全性を両立させるために

入場シーンも無事に終了し、試合開始です。

サーブを打つとき軸足と反対の足を床に振り下ろす振動が、「どん」という音とともに会場に響き渡ります。選手の皆さんの気迫をダイレクトに感じました。


今回当社の大型ディスプレイは2カ所に設置しました。まず会場入って正面、330インチのプロジェクタースクリーンと、同じく正面のコートサイドに8mmピッチLEDディスプレイ・システム、HIBINO「G8 Black」。


プロジェクタースクリーンはリアスクリーンという後ろから投影するタイプなので、プロジェクターも後ろに設置します。よってスクリーン前方にお客様のスペースを十分に確保することができます。

スクリーン側に座っているお客様用に、液晶ディスプレイも2台設置。スクリーンと同じ映像を映します。

試合中は選手の表情や試合状況を表示し卓球の魅力を余すことなくお届けします。


こちらは8mmピッチLEDディスプレイ・システム、HIBINO「G8 Black」。バナー型の設置に対応するため、スポーツイベントに最適です。競技中はテンポよく協賛企業のロゴや、「TIME OUT」など試合状況を映し出しコート内を華やかに彩ります。


コートとベンチの間に設置しているため、タイムアウト中、監督や選手の皆さんが「G8 Black」の上に手を置いている姿をよく見かけました。安全対策を徹底していることは確信していますが、詳細までは知らなかったので近くで確認してみました。

横から見るとこんな感じです(▼)。

森田さんいわく「LEDディスプレイの上部には安全面を考慮して電気を通さないウレタンを設置しています。また表面にはアクリル板のカバーをしています。人を守るのはもちろん、高速で回転したピンポン玉が当たると、表面の汚れをふき取ってしまうことがあるので、それを防ぐためにも着けています。」とのこと。

競技の特徴を考慮したうえで、試合を安全かつスムーズに行うための対策がありました。


当社は大型映像サービスを担当しつつ、オフィシャルサプライヤーとしてTリーグを応援しているため、「HIBINO」のロゴも表示されました。


Tリーグは来年3月13日まで続きます!

開幕戦はマッチカウント2-2の最終マッチまでもつれ込みました。そして3時間の大接戦を制したのは木下マイスター東京。

最終マッチに勝利した木下マイスター東京の大島選手。有観客試合ということでファンの皆さまへ感謝の気持ちを伝えている姿が印象的でした。


応援は拍手のみでしたが良いラリーが続くと大きな拍手が、ミスがあると励ますような拍手が聞こえてきて、ファンの皆さまの応援する熱い気持ちを感じました。声援が送れない中でも、同じ空間で緊張感や喜びを共有することで生まれるライブ(生)ならではの一体感は健在でした。


ノジマTリーグ2021-2022シーズンは開幕したばかりで、来年のプレーオフファイナルが行われる3月13日まで続きます。一緒にTリーグを盛り上げていきましょう!


本実績の担当は

コンサート・イベント大型映像サービスの当社ヒビノビジュアル Div.


私たちは、音と映像のプレゼンテーターヒビノ株式会社です。

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