[投稿者:hiro]
今回は、コンサートのステージ演出に欠かせない「大型映像システム」のレンタル&オペレートを手掛ける当社ヒビノビジュアル Div.が、8月よりレンタルを開始した新型機材とそのサンプル動画を紹介します!
フルバージョン:Hybrid15S/LED Strip S18/F9L/d3 4×4proサンプル映像 – YouTube
新機材ラインアップとステージ構成
今回ご覧いただくサンプル動画では、ホール(収容人数1,200人規模)のステージに設置した3種類のLEDディスプレイと、メディアサーバーの機材使用例を紹介しています。
1. Hybrid15S(スポットライト搭載型LEDディスプレイ)【NEW】
LEDディスプレイユニット(15mmピッチ)に大口径ハイパワーLEDスポットライト(150mmピッチ)を組み込んだ機器。
映像と照明が一体化する演出を実現します。
全天候対応なので、野外コンサートでも運用可能です。
2. LED Strip S18(ストリップ型LEDディスプレイ)【NEW】
一本一本を自由に配置できて、ディスプレイとしても電飾としても使用可能な機器。
こちらも全天候対応です。多彩にステージを飾ります。
(画素ピッチは、(H)18.75mm、(V)9.375mm)
3. F9L(シースルー型LEDディスプレイ)
9mmピッチの透過型LEDディスプレイです。薄型のシースルーフレームで軽量。
数々のコンサート・イベントシーンで高評価をいただいています。
4. d3 4×4pro(高性能メディアサーバー)【NEW】
メディアサーバーの中で最高峰のスペックをもつフラッグシップモデル。
4K×8レイヤーまたはHD最大32レイヤーを構成可能です。
ステージに組んだ映像システム(LEDディスプレイ)の構成は下図のような感じです。
3名の映像クリエイターが制作した映像演出例
それでは、同じステージの同じ機材で展開した4つの映像演出例をご覧いただきます。
ヒビノの映像クリエイター3名が、それぞれ制作した作品で、個々の世界観を感じていただけると思います。
【Part 1】 Shuichi Kondo (hibino visual Div.)
[担当クリエイターコメント]
まず、今回素材制作にあたって考えたことは、如何に「ハードの特性」を活かすか?また、その上で組まれた「セットの特徴」をどう活かすか?です。
「Hybrid15S」はLEDの画面にSpotlightが埋め込まれている為、それをどう使い、どう見せるかを考えなくてはいけません。これには「映像制作」のセンスと「照明作り」のセンスが必要だと痛感しました。また今回、横に連結することなく1本の長いLEDが吊るされているので、それをうまく活用することも意識しました。
「StripS18」と「F9L」は2種のハードで1つの画面を構成していましたので、それぞれの特徴が分かるように配慮しました。StripS18は縦横のLEDのピッチ間隔が違い、さらにモジュールの間隔も外に行くほど広くなるように組まれていたので、それが活きるように、また、F9Lは今回使用したLEDの中では一番ピッチが細かいので繊細な表現を試してみました。
全体としては、セットの組み方が全LEDスクリーンが横一列ではなく、前後にずれてるのでその距離感も制作のポイントとして重視しています。
今回使用したHybrid15SやStripS18は特殊なLEDなので、そのハードの特性を理解した上での映像制作が必要不可欠だと思います。【近藤 秀一/ヒビノ】
【Part 2】 Takeo Ochiai (hibino visual Div.)
[担当クリエイターコメント]
作品のテーマとしては、画面の綺麗さを引き立たせる事も配慮し、実写を中心に展開しました。ポイントはいつも心掛けている部分ですが、音の細かい拾い方と切り替わり方です。音が単調な部分が多いので、細かい切り返しを入れスピード感を出し、全体のバランスをとっています。とにかく自分自信がカッコイイと思えるものをぶつけてみました。裏テーマは、「考えるな、感じろ」です。【落合 武郎/ヒビノ】
【Part 3】 Naoki Ogawa (hibino visual Div.)
[担当クリエイターコメント]
Hybridの特徴は、1種類のパネル上で「映像」と「スポットライト」2つの表現ができるところにあると思い、15mmピッチのLED部分には映像をバックグラウンドとして流し、150mmピッチのスポットライトの部分では、その中から別の効果が飛び出すようなイメージを念頭に置き制作を進めていきました。あくまで映像部分は、曲のイメージを優先して、赤を基本としたイメージを作っていき、そのうえで音を意識してスポットライトの部分をプログラムしていきました。映像部分で、曲と音の両方を表現するのではなく、映像とスポットライトそれぞれがそれぞれの部分を表現することで一つのビジョンを作っていくということを意識しました。【小川 直紀/ヒビノ】
【Part 4】 Naoki Ogawa (hibino visual Div.)
[担当クリエイターコメント]
この作品を制作する際、d3というメディアサーバーの機能を活かすことを心がけました。映像を再生するだけにとどまらず、自由自在なマッピング機能が大きな特徴の機材で、今回のように何本も並んだS18ストリップを1本ずつ交互に色を変えたりするのも簡単にできてしまいます。また、途中の球体の映像ですが、斜めから撮影しても球体の形を維持しているところもポイントです。これもd3の機能の一つで、本来、斜めから撮影すると楕円になってしまったり前後左右の距離の関係でズレが生じてしまったりするものなのですが、d3の中でそれを補正しています。そのような機能を使いながら、曲調に合うようなポップな色合いで、早いテンポをサポートするため照明のチェイスの効果を映像信号で再現できるように心がけました。【小川 直紀/ヒビノ】
コンテンツ制作、機材レンタル、オペレートまで一貫したサービスを提供するヒビノ。
機材の特徴を活かした魅力的なコンテンツ制作は、映像機器を熟知する当社の得意とするところでもあります。
コンサート演出の進化に対応
近年のコンサートは、総合エンターテインメントショーへと進化し、舞台装置の主役は、「大型LEDスクリーン」が一般的となりました。
その中で、今までにない驚きや感動体験を生み出す斬新な演出が常に求められています。
また、年々ステージ上のLEDスクリーンが巨大化するにつれ、いかに、照明・電飾といった他の演出機材と融合した空間演出ができるかが課題となっていました。
新商品の「Hybrid15S」「LED Strip S18」は、こうしたテーマに対し「ビジュアルライティング」という新しい切り口で、コンサートやショーイベントのステージ演出に変革をもたらすことでしょう。
ヒビノの映像機材及び映像クリエイターの活躍にどうぞご期待ください!
コンサート・イベント大型映像サービス ヒビノビジュアル Div.
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