おはようございます!広報のhiroです。
2014年1月10日(金)に、イオンシネマ幕張新都心の8番スクリーンで当社 ヒビノプロオーディオセールス Div.(業務用音響機器を販売する事業部)が、「ヒビノ映画音響設備セミナー」を実施しました。
イオンシネマ幕張新都心は、昨年12月20日にオープンした大型商業施設「イオンモール幕張新都心」内のシネマコンプレックスです。
全部で10スクリーン、合計1,549席を備えています。
(とにかく広い!イオンモール幕張新都心。イオンシネマはグランドモールの3階。)
全10スクリーンの中で一番大きな劇場「8番スクリーン」の音響設備は、最先端の映画音響プラットフォーム「ドルビーアトモス」に対応しています。
ドルビーアトモスは「高さ」を含む3次元的な音響表現を可能とします。
これ自体は、2012年4月に発表されたシステムですが、日本でドルビーアトモスに対応する映画館は、2013年11~12月に登場した2スクリーンのみ。
「イオンモール幕張新都心 8番スクリーン」が、その1つです!
音響設備は、機材プランニングから施工、調整までヒビノが担当しました。
今回のセミナーでは、Dolby Japan株式会社によるドルビーアトモスのご案内や、ヒビノの担当者による、8番スクリーンの音響設備のご紹介、設計手順などの説明、そして、実際に同劇場の音響を体感するべく、世界的大ヒットの話題作「ゼロ・グラビティ」(3D)を鑑賞するといった内容でした。
ご来場者様は、映画や商業設備の関係者様を中心に、なんと2百数十名にのぼりました。皆様、強い関心をお持ちいただいたようです。
かくいう私も、興味津々でした。
イオンモール幕張新都心には、昨年12月のオープン時、さらに今年の元日、その後も何度かお買いものに行っていますが(まだ全館制覇できず…また行きたい!)、イオンシネマは、初めてです!!!
私も、ヒビノ映画音響設備セミナーのチケットを1枚もらいました。
上映される「ゼロ・グラビティ」は3D作品なので専用のメガネ。
音響も映像も立体ですね。
ちょっと話がそれますが、8番スクリーンの客席最後列には、映画のシーンに連動して動く座席「D-BOX」が8席ありました。赤い椅子がそれです。
てっきり振動っぽいものを想像していましたが、どうやら そんな次元じゃないようです。
D-BOXは、後ろの席の人にもはっきり分かるほど揺れるため、最後列に置かれているのだとか。
自分の目の前で、椅子が揺れていたら、映画に集中できないですものね。
この「D-BOX」と「ドルビーアトモス」で、「ゼロ・グラビティ」を鑑賞できるのは、日本で唯一、イオンシネマ幕張新都心 8番スクリーンだけ!
次の機会に、ぜひ体験してみたいです。
さて、8番スクリーンの音響設備に少しふれたいと思います。
これはスクリーンの前から、客席の方を向いて撮影した写真。
客席の左・後ろ・右の壁、さらには天井にも複数のスピーカーが付いているのがお分かりになりますでしょうか?
壁と天井のサラウンドスピーカーは、全てJBL PROFESSIONAL “AM5215”。
左右の壁に各8本、後ろの壁に6本、天井の左エリアと右エリアにも各8本、合計で38本のJBL PROFESSIONAL “AM5215”が客席を取り囲むように置かれています。
実際に、このシアターで「ゼロ・グラビティ」を鑑賞して、初めて経験する音と、その臨場感に正直驚きました。
ものすごく自然に音に包まれる感覚。空間の広さや物の位置、その世界の何もかもがリアル。もちろん激しいシーンでは大迫力の音響を感じられるし、明瞭度も高く、無駄な残響もない。
でも、私が一番感動を覚えたのは、映画の世界がここにあるかのような音でした。
40個以上のスピーカーから音が出ているはずだけど、継ぎ目もムラもない「1つの世界」がそこにあって、その音が360度、私を包んでいるのです。
これは、この音響設備でなければ感じることが出来ない体験だと素直に感じました。
まるで、自分が映画の世界に入り込んだかのような音場に、『ああ、そうか。臨場感って、こういうことを言うんだ。』と静かに興奮しながらの映画鑑賞でした。
それに この先、映画作品だけではなく、音楽ライブやドキュメンタリー等もドルビーアトモスで上映される日がきたら・・・。もう、考えるだけでワクワクします!
今回のセミナーでは、音響設備の紹介や設計・施工の裏話なども紹介されていて、それも皆様にお伝えしたいのですが、ちょっとセミナーレポートを中断しまして、次回は、ドルビーアトモスという映画音響プラットフォームのお話をしたいと思います。
次回、「ドルビーアトモスは、今までのサラウンドとどう違う?」へつづきます。
どうぞお楽しみに。
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