エレクトリの「AV&ネットワーク基礎セミナー」受講してきました!

おはようございます。広報課のなつみです。

今回はヒビノグループのエレクトリが開催している「AV&ネットワーク基礎セミナー」についてご紹介したいと思います。


エレクトリは業務用音響・映像・制御機器の販売、システム設計・施工・メンテナンス、コンシューマー用音響機器の販売を行っています。

取扱いブランドはAMXやMcIntosh、MAGICOなど業務用の制御機器から超ハイエンドオーディオまで幅広いです。

個人的に好きなMcIntosh「MT10」。見た目がかっこいいです。


「AV&ネットワーク基礎セミナー」とは?

このセミナーは毎年、音響・映像・AV設備関連のお仕事に就いている方向けにエレクトリが開催しており、電気、音響、映像からコンピューター、ネットワークまで幅広い分野の「基礎」を学ぶことができます。


AV設備とはAudio Visual(映像音声)の略。
AV設備業務では、ユーザーの運用形態により、音響機器、映像機器、テレビ・電話会議機器、照明、環境設備機器、情報機器等を組み合わせてシステムを構築しなければならず幅広い分野の知識が必要となります。
それに加えて、技術の進歩に伴い、最近ではネットワークの知識も必要とされています。


そんな方々にぴったりなのが本セミナー。

幅広い分野を取扱っているのはもちろんですが、基礎にフォーカスしているのも特徴です。講師を担当している、エレクトリの柏倉さん曰く「基礎はとても重要。技術が進歩しても基礎さえしっかりしていれば、知識を高く積み上げることができます」。


いい意味で、「広く浅く」です。


2002年から開始しており、今年で18回目。

昨年は新型コロナウイルスの影響により、中止したので2年ぶりの開催となりました。


初開催のヒビノグループ向け社内研修ver.

例年は、当社グループの若手社員も数名、お客様に混ざって「AV&ネットワーク基礎セミナー」を受講します。

しかし今年は「密」を避けるため、お客様向けの開催に先立ち、新人研修の一環として社員を対象とした回を5月に開催しました。


私は、以前よりこのセミナーの噂を耳にしており、機会があればぜひ受講したいと思っていました。

広報として当社の情報発信に携わるようになり早半年、自分の音や映像についての知識のなさを痛感しています。

入社以来、音や映像については目で見て、耳で聞いて感覚的に「すごい」や「新しい」を学んできたつもりでした。しかし、実務としてその「すごさ」や「新しさ」を第三者へ伝えるとなったとき、どのような原理や仕組みで成り立っているのかまで理解しないと説明ってできないものなのだな、と気づきました。付け焼き刃で専門用語を覚えてできるものではないですね。

そこで、いつかは体系的に学びたいと思っていました。


私の受講が決まり、同期(新卒入社時に既にセミナーを受けている)にそのことを話すと、「セミナーでもらえる教本、情報量がすごいから今でも実務で分からないことあると辞書として使っているよ」と教えてもらいました。


理科の実験?感覚で分かるセミナー内容

受講生は私を含めて計8名でした。

ヒビノ4名。グループ会社のヒビノスペーステックが4名です。

私以外はこの4月に新卒入社した皆さんです。眩しい!

こちらが辞書。ではなく教本。総ページ数は232ページ。

後で聞いたのですが、印刷から製本まですべてエレクトリで行っているそうです。


分厚い教本の1ページ目にはこんな文章。
「建物と同じように知識もしっかりした基礎がないと高く築き上げることができません。」


2日間みっちり、音と映像の基礎を教えてもらいました。

カリキュラムはこちら。


<1日目>

  • 電気基礎
  • 電気計測
  • 音響機器
  • 音響応用
  • 映像基礎
  • 映像機器
  • 映像応用

<2日目>

  • AVシステム
  • コンピューター基礎
  • ネットワーク基礎(1)(2)
  • 無線LAN
  • ネットワーク応用
  • 各種規格


ただ教本を読み進めていくのではなく、内容によって専用のソフトや測定器などを用いて実演を行い、「理科の実験」感がありました。


こちらはソフトウェア・シンセサイザーを活用して「エンベロープ」について学んでいる様子です。

「エンベロープ」とは音を構成する3つの要素(音程、音色、音量)の時間的な変化のことを指します。

こちらの写真にエンベロープのグラフが映っています。グラフを見ただけではピンと来ないことも、ソフトウェア・シンセサイザーを利用して実際の音を聞くことで「あーなるほど」と理解が深まりました。


こちらは、電気計測について実演で説明している様子です。

柏倉さんが電気計測を行っている様子を手元のカメラでスクリーンに映し出しています


こちらはダイクロイックミラーを利用して、光と色の特性を学んでいます。

光は360度あらゆる方向に振動している波長であり、色はその波長の違いによって生まれます。

ダイクロイックミラーはある特定の波長しか通さないため、ダイクロイックミラーへ通す前と後では映し出される光の影の色に違いが生まれます。

下の写真では柏倉さんが持っているダイクロイックミラーを境に、スクリーンには紫色の、天井には緑色の光の影が映っています。

面白いですよね。


こちらは偏光板を利用した「LCD(液晶ディスプレイ)」の特性についての説明。

偏光板をPCモニターへかざし向きを変えると、透けて見えたり見えなくなったり。

PCモニターなどのLCDには偏光板が使われています。PCモニターの偏光板とかざした偏光板の通過する光の振動方向が一緒の場合は透けて、異なる場合は透けません。


手書きの図解もたくさんあり、興味をもって取り組むことができました。


2日目の最後には、お客様向けのセミナーと同様に「受講修了証明カード」と「記念品」が渡されました。

ゴム手袋は新型コロナウイルス対策


教本と受講修了証明カードと記念品


今まで音と映像を何となく「すごい!」「かっこいい!」「きれい!」で捉えてきた私にとって、数字と事象で裏付けされた科学的な世界は新鮮でした。

正直、全てを理解できたわけではありませんが(特にネットワーク系は難しかったです)、確実に以前よりは知識のレベルアップができました。


お客様向けver.

そして6月21、22日にお客様向けのセミナーを開催しました。

昨年中止した反動で今年は100名近いご応募がありました。

ただ、密を避けるために一社当たりの人数をご調整いただき、40名の方にご参加いただきました。

例年は長机に複数名座っていただきますが、今年は新型コロナウイルス対策として個別の机に


会場は昨年竣工したヒビノ日の出ビルの視聴室です。

受付時の手指アルコール消毒、体温測定、会場の換気など新型コロナウイルス対策を徹底していました。


ちょっと話は脱線しますが会場に設置してあったこちらのスピーカーが私はとても気になりました。

私の手のひらより一回り大きいくらいのサイズでとてもコンパクトですが、いい音を出しています。

ブランドのロゴが目立つ部分に入っていないので見た目もシンプルでどのような場面でも使えそうです。

広報として当社グループの取扱いブランドを知らないのはまずい!と思いエレクトリのスタッフに聞いてみたところ、最近エレクトリで新しく取扱いを始めた「FRENETIK(フレネティック)」のDante PoE(Power-over-Ethernet)スピーカーとのこと。

ACアダプターが不要で、Ethernetケーブル1本で使用できます。

会場内の配線もEthernetケーブルが1本あるだけでした


小型パワードPoE+Danteスピーカー「Spik3」
ネットワーク音声規格はDante。
ビットレートとサンプリングレートは16/24/32bit - 44.1~96kHz。
帯域幅は145Hz~20kHz。

FRENETIK


こちらは講師を務めるエレクトリ・柏倉さんのセミナー時の机です。

マイク、図解を書く用のタブレット、手元を映すカメラ、、、

そして龍角散のど飴。


2日間の社外向けセミナーも無事に終了しました。


「知ると知らないことに気付く。」

柏倉さんはセミナーの講師を第1回目から務めています。

そのモチベーションを聞いてみると「結局は自分の勉強になるからかな。知ると知らないことに気付く」と、とても謙虚な姿勢を聞くことができました。

また「入社間もないうちに、広く浅く基礎を学んでもらい、そこから自分の専門分野を深掘りしていって欲しい。そもそも知らないと興味も持てないですからね」とも。

もともと人前に立つことが得意というわけではなく、講師のノウハウセミナー等に参加して、話す声のトーンや身振り手振り等を学び今の形を作っていったそうです。


今回セミナーに参加し音と映像について学び改めて、柏倉さんを含めこの基礎知識が頭に入っている当社グループスタッフへのリスペクトの気持ちが高まりました。まさに「知ると知らないことに気付く」です。


これから音や映像、AV設備の業務に就く方はもちろん、既に携わっている方にも基礎を振り返る機会として自信をもってお勧めできるセミナーでした。


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