カジノ整備法の成立が、なぜヒビノの追い風になるのか?

おはようございます。広報のhiroです。

「○○関連銘柄」や「○○関連株」と、特定のテーマで銘柄(企業)をくくるテーマ株

例えば猛暑関連、人工知能関連、インフラ関連銘柄とかですね。ニュース等で見聞きする機会がおありかと思います。


ヒビノも過去にオリンピック関連、コト消費関連、インバウンド関連、カジノ(IR)関連などのテーマ株として取り上げていただいたことがあります。


ところが先日、

「ヒビノがオリンピック銘柄なのは分かるけど、なんでカジノ銘柄なの?」

というお言葉を耳にしまして、『え?そんなに不思議???』と逆にちょっと驚きました。

分かりにくくしている原因があるとすれば、カジノという言葉と当社事業かな・・・。


そんなわけで、今回はいわゆるカジノ(後述しますが正しくは統合型リゾート)の実現が、ヒビノグループにプラスの影響をもたらす好材料とされる理由についてお話ししたいと思います。




カジノ関連は「=カジノ」ではない。統合型リゾート(IR)とは

(※お詳しい皆様は、読み飛ばしてくださいませ。)


先月、IR整備法、カジノ整備法などと呼ばれる特定複合観光施設区域整備法が成立しましたね。


「カジノの解禁」や「ギャンブル依存症」に対する議論と報道が目立つので、カジノ施設のイメージばかりが強くなりがちですが、整備されるのは、カジノを一角に含む特定複合観光集客施設(=統合型リゾート(Integrated Resort、IR))です。(以下、統合型リゾートとします。)


この統合型リゾートは、単にホテルやショッピングモール、レストランが集まる大型商業施設ではなく、国際会議場や展示場(MICE施設)、劇場、アミューズメントパーク、ミュージアム、カジノ等を一体として整備し運営する複合リゾート施設。


利用客として期待されているのは、レジャー目的の外国人観光客。そして国際会議や世界規模の展示会の開催といったビジネス需要による来訪客です。休日は観光客、平日はビジネス利用客を世界中から呼び寄せます。


統合型リゾートというビジネスにカジノが不可欠な理由は「収益」です。敷地面積から見るカジノの割合は全体のわずか3%以下ですが、カジノ収益が全収益に占める割合は大きいと見込まれています。カジノがあるから巨額な設備投資や運営費を伴う統合型リゾートの採算性が担保できる。そして敷地の97%以上を占める非カジノ施設は高品質なサービスの開発など「集客の拡大」を重視した運営に専念できます。

もっと言えば、この非カジノ部分にどれだけ付加価値をつけられるかが全体の集客力、競争力となり、統合型リゾートの成功につながります。


写真:世界で成功する統合型リゾートの一例マリーナベイ・サンズ(シンガポール)。特徴的な3棟の高層ホテル、大型MICE施設、ショッピングモール、劇場、ミュージアム、カジノ等で構成される。



つまり「カジノ関連銘柄」とは、日本の統合型リゾートの実現が商機となり得る企業です。

アミューズメント関連、ホテル、外食、旅行、広告、建築などなど幅広いセクターが含まれることになります。


では、ヒビノがカジノ関連とされたのは、当社のどの事業に関係があるのでしょうか?




統合型リゾートに対するヒビノの可能性

人の集まる施設には、「音響」「映像」「照明」やそれらを「制御」するシステムが必要です。ホール、シアター、会議施設、アミューズメントパークはもちろんホテルやショッピングモール、レストランまで、統合型リゾートには当社グループの事業が貢献できる機会・需要があふれています。


対象となる事業内容を具体的に示すと、

  • 業務用音響・映像・照明・制御機器の販売、システム設計・施工
  • 建築音響に関する設計・施工
  • LEDディスプレイ・システムの開発・製造・販売

といった部分。


ヒビノの事業は、大きく「販売」と「サービス」に分けられるのですが、統合型リゾートの実現を需要・機会とするのは販売の事業です。


ヒビノと聞くとPA(コンサート音響)やイベント映像といった「サービス」の事業を思い浮かべる方が圧倒的に多いと思いますが、今回はそっちのお話しではありません。

いずれ統合型リゾートが実現し、そのMICE施設で国際会議等が開催されるようになれば、コンベンションの映像をサポートしている当社の「サービス」の事業にとってプラスと考えられますが、これに関しては「カジノ関連」というより「MICE関連」とするほうがしっくりくるかも?

広い意味で言えば、カジノ関連もMICE関連も「インバウンド関連銘柄」なのかもしれませんね。



まとめると、


IR整備法の成立によって実現するのは、海外の来訪客誘致を目的とした「複合観光集客施設(カジノ有)」で、それが当社事業の需要・機会とされる理由は、ホール、劇場、シアター、会議施設をはじめ、音と映像が必要な全施設に対し、音響・映像・照明・制御システムの納入、建築音響の設計・施工、大型LEDビジョンの納入など販売の事業の貢献が期待できるから。


という感じでしょうか。


長々書いてきたけど、まあまあ短くまとまりましたね。




ヒビノグループを取り巻く環境はもっとある!

お話しのきっかけがカジノ関連銘柄だったので、統合型リゾートとヒビノについて説明してきましたが、ヒビノグループの成長機会となり得る外的環境(需要・機会)は以下の通りまだまだあります!


  • 東京オリンピック・パラリンピック
  • インバウンド
  • 都市再開発
  • コンサート市場の安定成長
  • スポーツ市場の拡大
  • MICE

「東京オリンピック・パラリンピック」は、その需要の取り込み(①競技施設等への映像・音響設備の販売 ②大会における大型映像サービス、音響サービス)を現中期経営計画の最重要ミッションと位置づけ、全社を挙げて推進中です。


▼ヒビノグループを取り巻く環境(2018年3月期決算説明会資料(2018/5/30)より)



「ヒビノ」という銘柄に興味がわいた方がいらっしゃいましたら、ぜひ当社ウェブサイトのIR情報をご覧になってください。

資料は「報告書」(株主通信とも呼ばれるものです)が分かりやすくておすすめです。


さて、次はどんなヒビノをみなさまにお届けしようかしら。

どうぞお楽しみに。それではまた!




【関連リンク】

ヒビノ株式会社 IR情報